【超簡単解説】認知症って? 2つの考え方
認知症って?何
説明されて何となく“分かった様な”“分からない様な”
理解が難しいのが認知症
『アルツハイマー型』やら『レビー小体型』など専門的には説明が尽きませんが、
又、頭では分かっていても認知症への対応に疑問が残る場面もちょこちょこ見かけます。
今回は、
認知症対応・行動へのヒントとなる考え方をお話していきます。
認知症は “認知”の“症”
そもそも認知症とは
極端に分かり易く言えば…
脳の病により社会が求めている“認知行動”と本人が正しいと実施している“認知行動”がズレてしまう症状、つまり認知がズレてる症状って事になります。
“認知” “症” …そのまんまヤン!
私たちの生活する場面の中でも認知がズレてる状態ってあります。
それは…
酔っぱらった状態!
例えば
酔「大丈夫!大丈夫」
友「大丈夫じゃないって(怒)」
酔「トイレしてきま~す」
友「ここ電柱だって」
ってね!(笑)
本人の認知と社会が求めている認知のズレに対し どう橋渡しをするかがポイントです。
例でいえば『大丈夫なように手助けする』『トイレできる環境へ誘導する』とか
理解に困った時には、自分が酔っぱらった時の事を想像してみるのも 完全に理解できるわけではないものの 寄り添えるキッカケになるかもです。
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認知症の特徴、記憶が”消える”
そして認知症の最大の特徴は忘れてしまう事
忘れるといっても ただ物事を忘れるのではなく
よく表現されるのがパズルのピースが抜ける様に記憶自体をゴッソリ消えるので…
それで、本人も周囲の人も戸惑い感情的になります。
又、私たちの生活する場面の中でも認知症に似た記憶の抜ける感覚ってあります。
朝起きて見た夢の記憶がないけど...ぼゃ〜っと”良かった夢”か”悪かった夢”だったかくらいのイメージが残ってて、「なんかモヤモヤする」「なんか清々しい気分になる」って体験ありません?
ここで大切な事は”モヤモヤ”や”清々しい”って感覚が残ってるって事です。
そうなんです!物事は忘れても体や気持ちの感覚は残ってるんです!
奥にある感情が大切なんです。
説明して…
理解したように見えて
忘れられて…
又、説明して…
又、忘れられて…
イライラする
こんな、よくある認知症とのやり取りの形
知らずに負の感情を乗せてません?
すぐ忘れられる言葉は そう大切ではないんです。
言葉に乗せる気持ちが重要なんです。
奥にある感情に繰り返しアプローチして少しづつ変化してもらう。
感覚がつかめると、変化が分かりますよ!
とは言っても、感情って そう変わらないから大変なんですけどネ…しかしモノサシがあると少しは行動しやすいかと。
今回のまとめ
- 認知のズレにアプローチしてみる。(酔っぱらい対応にヒントがあるかも)
- ココロの奥の感情に注力しアプローチしてみる。
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