サクッと漫画で超多重介護生活を覗き見!『半ダース介護』井上きみどり
今回は、漫画家でコラムニストの井上きみどり氏の著書『半ダース介護』を紹介します。
一人の多重介護者のリアルな体験談が漫画で分かり易く 面白おかしく書かれていました。
サクッとライトに読める中にも所々で奥が深い内容になっており、介護従事者の知識を深めるもよし、エピソード談として楽しむもよし 構えず読んでみる事を お勧めします。
この本の説明
Amazon紹介欄
本の内容
介護はある日突然やってくる。しかも、芋ヅル式に!
自分の親、夫の実母、義父、義母、夫の実父、夫の祖母……
ひとりで6人も看ることになった
主婦のポジティブ介護日記。
複雑な家庭で育った夫との結婚。「老後の世話が大変だから」と両親に反対されても「何とかなる!」と思っていた。時は流れ、介護が必要になった親たちの家々を自転車で巡回する日々がスタート。病院への送迎、食事の配達、入浴介助、気まずい義父のシモのお世話。追い打ちをかけるように、彼女自身にも乳がんが見つかり――他人事じゃない介護の実情を描くコミックエッセイ。
「介護と排泄」「介護とお金」「介護施設の選び方」
についての専門家インタビューも収録。
著者略歴
井上きみどり(いのうえ・きみどり)
1964年生まれ、漫画家・コラムニスト。関西生まれ、広島育ち、現在仙台在住。河北新報社にてイラストコラム「週刊きみどり」を11年間連載。『子供なんか大キライ!』『オンナの病気をお話ししましょ。』『わたしたちの震災物語』『マンガでわかるコドモの医学』『ふくしまノート1~3』『カホゴ夫の日常』『子育ては「絵メモ」で伝えればうまくいく!』『孫育(まごいく)』など著書多数。
この本を読んでみて
内容構成
本誌の紹介・制作の切っ掛けとして ”はじめに” が漫画形式で書かれてありました。
その後 短編マンガで ”半ダース介護” と題し ”その1” ~ ”その33” まで 主人公のハルコさんの介護人生の始まりから現在までを コミカルに描かれていました。
間では物語にまつわる様々な介護関係者へのインタビューが書かれており 多角的な視点で話を盛り上げるエッセンスになってました。
最後に ”1/6ダース介護” と題し作者自身の介護談が漫画形式で書かれていました。
おすすめポイント
ポイント①『漫画形式の為、ライトに読める』
内容はストーリー仕立ての漫画になっており 介護が題材の橋田壽賀子や三谷幸喜の映画でも見てるんじゃないかって 錯覚するかの様に主人公の世界に引き込まれました。
実際、映画化してもイイんじゃないかって思いました。
ポイント②『実話を基に展開しておりリアル!』
「うそ〜」「こんなに〜」ってフィクションの様なノンフィクションな話のオンパレード、しかし 実際の経験を通す中での話だけあって一度にこれ程は ないものの いつ我が身に降りかかってもおかしくない事柄で 読みながら「自分だったらどうしよう」って 考え深い内容にもなっていました。
ポイント③『単純に面白い!』
介護の知識とか介護の勉強の一環としてとか深く構えて読まなくても 在宅介護での あるあるネタ や、在宅介護のエピソード談 として内容が単純に内容が面白かった!
まとめ
- 漫画なので気軽に面白く読めます。
- 福祉従事者でも専門誌とは違って多重介護者角のリアルな知識が得れます。
漫画形式で息抜きしながらも 1人の超多重介護者の実体験をリアルを学べ 福祉の知識が深めれる1冊でした。
今回紹介した本はこちらです。